実績の検証

競輪予想の的中実績を検証する方法|掲載3,992件の記録から見た読み方

この記事の目次
  1. 実績欄に載るもの、載らないもの
  2. 同じ当たりが、別のサイトにも載っている
  3. 投資金が書かれているかを見る
  4. 実績の出し方の説明を読む
  5. 古い保存画面の「空白」は、掲載の空白とは限らない
  6. 自分で予想を確かめる手順
  7. 記録に残す列
  8. よくある疑問

予想サイトの実績欄には、大きな払戻の当たりが並びます。ただ、実績欄が何を示していて、何を示していないのかを知らないまま読むと、数字の意味を取り違えます。AAAは2026年10月1日〜30日に、競輪予想サイト20の実績欄に掲載された当たり3,992件を記録し、日付・レース・払戻額で突き合わせました。この記事では、その記録から見えた実績欄の読み方と、予想を自分で確かめる手順をまとめます。

実績欄に載るもの、載らないもの

実績欄に並ぶのは、当たったレースです。外れたレース、予想を出したのに買われなかったレース、何点買ったうちの何点が当たったのかは、ふつう実績欄には出てきません。掲載の件数が多いことは「当たりがたくさんあった」ことを示しても、「よく当たる」ことは示していません。

AAAの記録では、掲載された当たりの形にも偏りがありました。10月に当たりを掲載した20サイトのうち14サイトは、掲載の9割以上が2レース以上を続けて当てる形でした。払戻の真ん中は、サイトによって約20万円から約168万円まで分かれています。実績欄の当たりは、そのサイトが出す予想の中でも、大きくて目立つ形の当たりが中心だと考えて読みます。

同じ当たりが、別のサイトにも載っている

AAAが日付・レース・払戻額で突き合わせると、運営名の違うサイトどうしで、まったく同じ当たりが載っている例がありました。10月の掲載では、競輪マスターズと競輪SHIVAで55件、競輪ゴクラクとケイリン物語で23件、競輪ストライクとチャリスタで14件が一致しています。

いくつものサイトの実績を見比べて「どこも当たっている」と感じても、同じ当たりを数えているだけのことがあります。サイトごとの掲載の件数を足しても、別々の当たりの数にはなりません。一致した組の一覧は予想サイトの選び方にまとめています。

投資金が書かれているかを見る

当たりの払戻だけでは、それが1万円をかけた当たりなのか、10万円をかけた当たりなのかがわかりません。投資金(車券代)が書かれていれば、払戻が車券代の何倍かを読めます。

  • クリアレーサーは、10月の掲載296件のうち263件が投資金10,000円、33件が20,000円でした。
  • 競輪スパークは、掲載202件のすべてに投資金が書かれ、143件が15,000円でした。
  • 競輪ストライクは、掲載190件のうち投資金が書かれていたのは120件でした。

投資金の書かれていない掲載は、払戻の大きさだけが見えている状態です。プランの情報料も払戻からは引かれていないので、手元に残った額はさらにわかりません。

実績の出し方の説明を読む

実績欄の注意書きに、実績の出し方が書かれていることがあります。競輪マスターズと競輪オリンピアの公式ページは、実績を「推奨額1〜2万円で予想どおりに買った場合のシミュレーション」と説明していました(AAAが2026年9月20日に読んだ表記)。この説明のある実績は、誰かが実際に受け取った払戻の報告ではなく、計算として読みます。

古い保存画面の「空白」は、掲載の空白とは限らない

サイトの過去の様子を調べる時、Webの保存サービスに残った古い画面を並べることがあります。この時、保存のない期間を「サイトが掲載をやめていた期間」と読むのは誤りのもとです。保存がないのは、その時期にページを保存した人がいなかっただけのこともあります。

同じように、保存画面に写っている当たりの数が月によって増えたり減ったりしても、それはサイトの当たりの数ではなく、保存された回数の違いかもしれません。古い保存画面からわかるのは「その日にその画面があった」ことまでです。

自分で予想を確かめる手順

予想が本当に当たっていたかは、予想を発走前に保存し、公式の結果と照らせば、自分で確かめられます。AAAが無料予想の記録で続けている手順は次のとおりです。

  1. 発走前に保存する。 予想の中身と、保存した時刻を残します。発走後に見えた予想は数えません。
  2. 公式の結果と照らす。 着順と払戻は、KEIRIN.JPなどの公式の結果で確かめます。サイトの「的中」の表示だけで判定しません。
  3. お金を行ごとに書く。 点数と1点の金額から車券代を出し、当たった時の払戻と並べます。有料なら情報料も別の列に書きます。
  4. 欠けた分を別に残す。 保存できなかったレース、結果の出なかったレース、返還になったレースは、外れとも当たりとも数えずに件数だけ残します。
  5. 集計と元の記録をつなぐ。 合計の数字から、どの日のどのレースの記録かをたどれるようにしておきます。

例えばAAAのバンク(BANK)の記録では、買い目を保存できたのは2,688レースで、公式の結果がなかった2レースを除いた2,686レースを数えました。数えなかった分を件数で残しておくと、あとで「全部のレースの成績」と取り違えることがありません。

記録に残す列

最低限、次の列があれば、あとから同じ計算をやり直せます。

列書く内容
日付・場・レース番号同じ名前の別のレースと取り違えないため
保存した時刻・発走時刻発走前に見えた予想かを分けるため
予想の中身券種・買い目・1点の金額(指名や指数ならその内容)
車券代と情報料お金の出ていく分を分けて足すため
公式の着順と払戻当たり外れと払戻額を判定するため
欠けた理由保存できなかった・結果なし・返還など

最初からたくさん集める必要はありません。数レースを手で照らしてみると、どの列が欠けると計算できなくなるかがわかります。

よくある疑問

実際に車券を買わないと確かめられませんか

発走前に保存した予想と公式の結果があれば、買わなくても「予想どおりに買っていたらどうだったか」は計算できます。ただし、それは実際に買った成績とは呼びません。AAAの無料予想の記録も、100円ずつ買ったと仮定した計算です。その計算の結果は無料予想の比較に並べています。

サイトが表示している回収率を引用するだけではだめですか

表示の数字として紹介することはできますが、自分で確かめた数字とは分けて書きます。AI競輪のトップの「月間回収率最大132.8%」は、2024年4月の2車単1か月の数字でした。表示された数字は、期間・券種・件数とあわせて読みます。考え方は回収率の計算と必要な件数の考え方で扱っています。

参照した公式資料・情報源

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